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端島の豆知識

端島の生活② ~買い物事情~

 石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれていました。端島の人々の生活を支えたのは、まさに海底に眠るこの黒いダイヤでした。端島では家賃も水道代もタダ。しかも物価は市価より安いこともあって、「端島では品物は高い方から売れる」といわれるほどに、島は潤っていました。

 島には会社経営の購買会と常設の個人商店とがありました。購買会は59号と60号の地階にあり、食品、衣料品、化粧品、たばこ、生活雑貨……と品揃えも豊富。多くの人々がここを利用しました。
 個人商店も八百屋、魚屋、肉屋、酒屋、駄菓子屋、電気店、雑貨屋、本・文具店……とバラエティー豊かでした。島では生活必需品に困ることはなかったのです。

 また端島には、野母半島の高浜などから多くの行商人がやってきました。彼らには常設の店舗はなく、道端や遊園地などに商品を並べて販売していたことから「青空市場」と呼ばれていました。
 行商人の人たちが運んでくるのは、主に新鮮な野菜や果物、魚介類や生花といったもので、島民たちは高浜からの行商船を毎日楽しみにしていました。しかし時化で船が欠航することもあったため、島民たちは買いだめをすることで、それに備えました。その際、活躍したのが缶詰。欠航が続くと、食卓には缶詰料理が並びました。

第1回 数字で見る端島

第2回 端島の生活① ~生活用水~

第3回 端島の生活② ~買い物事情~

第4回 端島の生活③ ~行事~

第5回 交通事情 ~夕顔丸~

第6回 学校・保育園

第7回 娯楽

第8回 子どもたちの遊び

第9回 緑いっぱいの島へ