2022年8月2日(日本時間3日)のトレード期限が迫ってきました。
大谷翔平選手は果たしてトレードされるのか?それともエンジェルスに残留するのか?日本のみならず全米がその去就を注目しています。
そこで今回は
- 大谷翔平はトレードそれとも残留?
- 二刀流を最も求めているできる球団は?
この辺について深掘りしていきます。
大谷翔平はトレードされる?
【 #エンゼルス 】今日は #大谷翔平 28歳の誕生日!
おめでとうございます🎉🎉🎉
歴史に名を残すであろう野球選手、不可能を可能に変えた男を目撃できることに感謝したいですね💪#日本人選手情報 pic.twitter.com/UNH0hq4sCT— MLB Japan (@MLBJapan) July 5, 2022
結論から言うと「トレードの可能性がかなり高い」という事です。
その理由を解説します。
理由その1:チームが弱い
大前提として大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスというチームが今期終盤のポストシーズンに進出する確率が現時点で極めて厳しい状況になっています。
このような状況になるとメジャー球団というのは来季を見据えて良い選手を他球団へ放出し、若手有望株の選手を数名とトレード(交換)するのが通常です。
理由その2:来季オフのFA資格保有
大谷選手は来シーズンオフにはFAの資格を保有します。今季・来季シーズン中までは球団主導で大谷の去就を決めることが出来るのですが、来季オフには大谷が自分自身で移籍か残留を決めることが出来ます。(交渉は要りますが・・)
なので、今季か来季中に放出しないと、大谷を使って、若手選手を獲得できないという事になるわけです。大谷がFAの権利を取得した場合、現メジャー最高年棒選手が58億円なのですが、確実にそれを超え、メジャーNo1の年棒を手にするといわれています。
つまり、今大谷選手を手放せば、将来有望な若手選手を5~6名近く獲る事ができる、もしくは巨額の資金を得ることが可能なのです。
理由その3:大谷自身は強いチームで戦いたい
今日の大谷翔平 pic.twitter.com/yCmNj3nAet
— ドラペイ (@Dorapeinet) June 27, 2022
昨年のインタビューで消化試合となった状況に対しヒリヒリするような9月を過ごしたいと語りました。また、ファンも球団も好きだが、それ以上に勝ちたい気持ちが強い、その方がプレーヤーとしては正しいとも球団に対し、本音をこぼしました。
つまり大谷自身は強いチーム、より上を狙えるチームで戦いたいと思っているので、トレード志願ということもあるかもしれません。
理由その4:エンゼルスの財政難
大谷が所属するエンゼルスには、大谷以外にメジャーのスーパースター、マイク・トラウトという選手が存在します。彼はエンゼルスと2030年までの12年契約中。(年棒総額470億円)
またレンドンという選手とも7年総額270億円の契約があるため、大谷をここで放出しないと、来季オフにはFA市場は金額が高騰するため勝負は出来ず、ただで外に出て行かれてしまいかねないわけです。
トラウトをトレードすることも可能なのですが、彼は最盛期よりは多少力が落ちており、契約当時の金額に見合っているかと言えばそうではなく、彼らの高額年棒を引き継ぐという球団が出てくるかは疑問です。(レンドンはトレード拒否権を持つ)
その点大谷は現時点でメジャーNo1選手。4年総額2億ドル(約270億・年棒約68億)を出すチームが複数いるという報道がある中でエンゼルスは大谷をチームに留めておくことが出来るかといえば難しいというのが結論です。
しかし、残留の可能性がゼロではありません。
大谷翔平が残留するには?
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本日7月5日は#大谷翔平 選手の誕生日🍰
おめでとうございます!✨
\今季も二刀流で大活躍の大谷選手⚾️
今後もどんなプレーが見れるか楽しみですね😆https://t.co/EEnbKY29wv— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) July 4, 2022
大谷選手がエンゼルスに残留する可能性も探ってみたいと思います。
その1 大谷翔平選手の絶大なる人気
何といっても、圧倒的な人気ぶり。
メジャーリーグのルールさえも彼一人のために変更されるほどの人物となってしまいまた。
彼がいるだけでグッズやユニフォームは売れ、日本のスポンサーが付き、観客増加・複数の放映権など、その他諸々、彼一人いるだけで莫大な経済効果を生み出します。それをみすみす手放すことが出来るのかというところです。
理由:その2: FAまであと1年ある
今季オフにFAになるわけではなく、来季オフ、つまり1年後の今の時期(7/31)までにトレードに出せばいいわけです。シーズン途中のトレードではなく、今シーズンオフのトレードの可能性も十分あります。
なので、その点を考えると今季の残留は十分可能性はあると考えることも出来ます。
ですが、やはり総合的に考えて、チームの再編を考えると交換トレードの可能性が高そうですね。では大谷にとってどの球団とトレードするのが彼にとってベストなのか、二刀流容認、各球団の財政状況、補強ポイントを見ながら検証してみます。
二刀流を最も求めている球団は?
去年まではDH(ピッチャーの代わりに、打撃専門の選手が打席に立つ)制度はア・リーグしか採用してなかったのですが、今季からはナ・リーグも導入を決定してます。
このルール変更は大谷効果と言っても過言ではありません。
つまり、去年までは二刀流を続けるためにはア・リーグへの移籍しか選択肢は無かったのですが、メジャー全ての球団に移籍することがルール変更により可能となりました。
潤沢な資金を持つ球団は?
現在、首位争いをしていて、世界一へ向けた積極補強に意欲的な資金のある球団
- ニューヨーク・ヤンキース
- ニューヨーク・メッツ
- ロサンゼルス・ドジャーズ
- ボストン・レッドソックス
これらの球団が挙がっています。球団資産価値を見てみると
ヤンキース 1位(60億ドル)
ドジャーズ 2位(40.75億ドル)
レッドソックス3位(39億ドル)
メッツ 6位(26.5億ドル)
という事で資金的には申し分なさそうです。
問題は二刀流での起用が出来るかという事が焦点になります。
二刀流による周りへの影響
一般的にメジャーリーグは中4日で先発ピッチャーを回します。なのでチームは5人のピッチャーの頭数を揃えなければなりません。
先発ピッチャーは球数を150~160キロの速度で100球近く投げたら次の日は体が動かないといいます。なので、4日間をかけて体調を戻し、5日後に再び登板というサイクルで1シーズンを怪我が無いように投げ続けるのが仕事です。
ところが、大谷は普通体が動かないといわれる翌日も打者として先発しながら、登板も行い、ほぼ休まず出場しています。
なので、他のチームが中4日のところ、大谷は中5~6日の登板間隔をあけています。そのためエンゼルスは先発ピッチャーを他球団より多い6人体制を敷いています。ちなみに大谷は間隔を開けてはいますがその間、他の投手と違って休むわけではなくチームに貢献しています。
これがトレードにより、元々先発ピッチャーを5人で回していたチームに大谷が入る事によって6人体制を作る必要が出てきます。
これをチームメイトがどう思うか・・・たくさん投げて勝ち星を増やしたいと思うピッチャーは不満を持つかもしれません。
中堅クラスは休みが増えた方がより良いパフォーマンスが出来るという事で歓迎されそうですね。
しかし、その問題は簡単にクリアしそうです。
その理由は、今や大谷翔平というプレイヤーはメジャー選手からも憧れられる選手となってしまったからです。100年に1度現れるかどうか、ベースボールの神様「ベイブ・ルース」と並び称され、もはや超えたともいわれる人物と一緒にプレーすることを望まない選手が果たしてどれくらいいるでしょうか?
まとめ
大谷翔平はトレードそれとも残留?二刀流を求めている球団を調査についてまとめてみました。
大谷選手は今シーズントレードされる可能性が高いと思われます。
理由は
- チームが弱い
- 来季オフのFA資格保有
- 強いチームで戦いたい
- エンゼルスの財政難
というのが考えられます。
トレードされた場合二刀流を発揮できそうな球団は
優勝争いをしつつ資金力があり、積極補強に意欲的な
- ヤンキース
- ドジャース
- メッツ
- レッドソックス
が挙がります。
二刀流の選手が加入することにより周りの投手の登板間隔が変わりますが、多くのリスペクトを集める大谷選手であれば問題なさそうです。
残り期限もあとわずか!楽しみに見守りたいですね。