2022年7月12日(火)のマツコの知らない世界では、“おだんご先生”こと芝崎本実(しばさき もとみ)さんが出演されます。
「おだんごが好き!」って方もいるでしょう。
お花見に、観光の際におだんごを食べるよ!っていう方もいる方もいるでしょうね。
あなたは何のおだんごが好きですか?
芝崎本実さんのプロフィール・経歴は?
今週は「好きが高じて」
芝崎本実さんは大のお団子好き。満腹でもお団子は別腹だそうでいくらでも入ってしまうのだとか。全国のお団子を食べ歩き #おだんご日和 というサイトも運営しています。お団子愛の深さにただただ驚かされました。#ゴールデンラジオ #大竹まこと pic.twitter.com/Mk4S9KD5ik— ザ・ゴールデンヒストリー@文化放送大竹まことゴールデンラジオ (@1134golden2) April 4, 2022
芝崎本実さんは埼玉県の出身で、幼少のころからよく、だんご屋さんに足を運んだと言います。
マツコの知らない世界ではみたらしだんごや全国名店などを紹介されるようですが、このときの環境が、芝崎本実さんをお仕事に影響を与えたといっても過言ではありません。
学業は香川調理製菓専門学校→女子栄養大学大学院と学び、卒業された後は、和菓子店の製造や和菓子の注文制作、商品開発などを行ってきました。
管理栄養士や製菓衛生士、フードスペシャリストと資格を取得活かしながら、和菓子の講習会や食育和菓子の講習会などを行っています。
おだんご関しては、20年ほど前から、和菓子屋さんやおだんんご屋さんなど「おだんご探訪」をされているそうです。その数なんと500軒。
ただ行って、食するだけでなく、おだんごノートにいろいろ記録しているといいます。お店の詳細や風情、だんごのいろは・・・。
私が感心したのは、芝崎本実さんはお店の包装紙を大切に保管しているということ。(駅弁の包装マニアとも似ているいるんですが・・・・。)
「ときどき広げては匂いを嗅いでいる」んですって。
なるほど「その包装紙にはあのときのタレの香ばしい香りが染みついている」わけで・・・。懐かしい思い出がよみがえってくるのだとか。
芝崎本実さんは、帝京平成大学で助教をされている傍らで、メディアには銘菓、お菓子を紹介しているほか、WEBページでは「おだんご日和」を発信されていますよ!覗いてみてください。
また本のほうですが、だんごやお餅には絶対に欠かせない「あんこのことがすべてわかる本」(誠文堂新光社)を最近出版されました。
私ながら、全国のだんごに関する本が出るのが待ち遠しいです!
和菓子おだんごはここまで来た!
和菓子おだんごの「現在」
和菓子おだんごはここまで来た!ここではおだんごの「現在」と「昔」「未来」について取り上げたいと思います。
まずは「現在」について。
おだんごと言うと今回マツコの番組内では「タレと焼き目の大革命/炙りみたらし」だんごが番組内でトピックされています。
さておき、おだんごの餡というとみたらし、あんこ(こしあん/つぶあん)、ゴマあたりが定番で、たいがいスーパーやお店や和菓子屋で購入できますね。
これが季節ものやレアなものなると、餡にはクルミやきな粉、ずんだ、さくらといったものが挙がってきます。
どれも1本から、選んで食べられるのは嬉しいものです。
一方で、今はSNSの時代です。
芝崎本実さんによると、「フォトジェニック団子」が流行っているというのです。
フォトジェニック団子withねん国広くん🍡 pic.twitter.com/6l1iCKN1Xo
— のんな🌺原稿 (@___swallowtail_) April 18, 2019
こんな感じでのものです。
先述したおだんごというのは、黄金や茶色、黒色など単色で存在していたのですが、「フォトジェニック団子」はインスタ映えを意識したかのように、餡も豊富で、芸術性もあるし、色も豊富であるのが特徴なのです。
このように、餡の種類が増えたり、串に刺さないカップで提供するものなどが出てきたりと多様化が進み、時代のニーズに合わせて進化しているように見えます。
「現在」は、従来からあるおだんごに加え、若者に人気の「フォトジェニック団子」が共存しており、進化している状況にあります。
和菓子おだんごの「昔」
「だんごは串が必要か否か」「何串にさされているか否か」という話しは、よくあることなのですが、かなり奥深いものです。
時代を言えば縄文時代まで遡ることになり、奈良時代の遣唐使が由来で「団喜(だんき)」という名前のお菓子が「団子」になったと言われています。
鎌倉時代には喫茶の文化があって上流階級で食べられていたものの、江戸時代になってやっと庶民のほうにも拡がっていったわけです。ここで爆発的な大ブームが起きたわけですね。

時代劇というと「水戸黄門」。旅路の茶屋でのシーンをよく見かける、おだんごにお茶。こんな立派な商いが、生まれたのも江戸時代からなんですよ。
和菓子おだんごの「未来」
「現在」において、多様化が進み、時代のニーズに合わせて進化しているように見えると、良い方向性を強調したのですが、ある種、悲観的な「未来」も無いわけではありません。
というのも、どうでしょうか。あなたの街に古くからある和菓子屋さんどれだけありますでしょうか?おだんご取り扱っているところありますか?
芝崎本実さんも「おだんごありますか?」と尋ねると「やめちゃったんだよね」との会話に嘆いておりました。
つまり、和菓子屋さんもそうですし、おだんごを取り巻く環境が厳しくなっているということなのです。家主の高齢化や跡継ぎ問題もあります。
しょせん、おだんごは生もので、もっちりと弾力のある歯ごたえがおだんごの醍醐味なのです。
確かに冷凍・冷蔵のおだんごも通販・お取り寄せは可能ですが、生ものの、ちょっと温もりのあるおだんごのほうが、愛嬌あって良いではありませんか。
おだんごはの生地づくりというのは、かなりの手間と技術を必要する割には単価も安いのです。保存料など添加物を入れないとしたら日持ちは効かず、当然ながらしだいに硬くなっていきます。
和菓子屋さん、だんご屋さんの厳しい現実あることも触れずにはいられません。
和菓子屋さん、だんご屋さんには、細く長く続いていってほしいと願うばかりです。
まとめ
芝崎本実さんプロフィール・経歴、和菓子おだんごの昔、現在、未来について取り上げていみました。
私は小6のときに、家族旅行で中山道木曽路のほうに行きました。兄弟が多く一大の家族旅行でもあり、父母が互いに運転する長旅でもあったのです。
名物・郷土の味覚「五平餅」に「みたらしだんご」。あの流れてくる香りといい、もちもち感が今でも忘れられません。
ぜひ和菓子屋さん、だんご屋さんに足を運んでくださいね。