8月9日(火)、北海道・長万部(おしゃまんべ)町にある飯生神社の敷地内で高さ約40mほどにも及ぶ水柱が出現して話題になっています。温度は23℃ほどで、硫黄の匂いがするとのこと。なぜこの長万部町の飯生神社の敷地内で水柱が出現したのか、それは本当に温泉なのか?そしてこれは地殻変動による地震の前兆の可能性はあるのか?調べてみました。
長万部町の神社に温泉が噴き出した理由は?
長万部町におります。昨晩から温泉が噴出したみたいです。轟音と共に高さ20mくらいは噴出してそうで迫力すごい。
なお湧出してる液体の温度測ったら23℃でした…冷泉! pic.twitter.com/QDL0hBOtRK
— Mitsuki Kuroda (@mkfishery) August 9, 2022
情報を集めてみると、この水柱は1958~59年にかけて温泉を掘る工事をした井戸から出ているということです。約60年も前の工事がきっかけとなっているのには驚きですね。
噴出した理由としては、
- 約60年も前の工事の際、埋め戻しが不十分だった
- 昨今の雨の多さから地下水が飽和状態になって弱い地形に処から地下水が噴出してしまった
が考えられるようです。
水柱が出現した飯生神社の位置は、黒松内断層帯の南端(中の沢断層南端)から5kmくらい南下したところだと思われ、長万部近辺は長万部温泉と名が付く温泉地帯です。⇒長万部観光協会HP
ですが、この飯生神社の神社内に出現した水柱も温泉なのでしょうか?
長万部町の神社に出現した水柱は本当に温泉?
実は、温泉の定義は25℃以上なので、23℃ですと残念ながらただの地下水の可能性が高い、とのことです。
また、この水柱から「硫黄の匂いがする」という周辺住民の声もありますが、そもそも硫黄は無臭のため、硫化水素が含まれている地下水という見方が今のところ有力です。
長万部町の神社に出現した水柱によって地震の予兆の可能性は?
専門家の意見を聞く前の段階なので、推測でしか調べる事は出来ませんが、地下水の噴出が原因となると、地殻変動による地震の心配をしてしまうのは自然なことかもしれません。
記事を読んで奥尻島に大きな被害をもたらした南西沖地震の時、この周辺でキャンプをしてて大きな揺れと共にあたり一面が白く霞んで硫黄の匂いがしたのを思い出した。それにしてもすごい現象ですね
出典:Twitterより
大地震の前兆のきがしてならない。千葉県在住で東日本大震災のあったとし、夏からずっと強風が吹き荒れていた。その後大地震。そして2022年になってから強風が多いです。また大地震がきそうだなと不安です。千葉で強風が吹き荒れると東北で大雨がふることもきづきました。
出典:Twitterより
温泉だけならいいけど、硫黄の匂いのする山岳の岩場の登山道でガスが出て死亡した例もあるし、まぁ、専門家が大丈夫といっているなら安心だけど、急にやけどをするほど高温になったり、自然はなにがおこるかわからないので注意は必要ですね。
出典:Twitterより
といった声が多く寄せられています。
まとめ
今回は、8月9日(火)に北海道・長万部(おしゃまんべ)町にある飯生神社の敷地内で高さ約40mほどにも及ぶ水柱が出現したことを受けて、噴出した理由、その水柱は本当に温泉なのか?そしてこれは地殻変動による地震の前兆の可能性はあるのか?を調べてみました。
神社の敷地内で水柱が出現したということで、
- 神秘的
- 何か良いことの前触れ
と良い方に捉えてしまうのが日本人なのですが、専門家の詳細な調査をしていただき、今後の心配を解消してもらいたいですね。