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キタマクラ(猛毒のふぐ)の特徴は?カワハギとの違いを動画で調査!





「キタマクラという小さなフグは猛毒なので絶対に食べないでください!」というニュースが話題になっています。「え!そんなに猛毒の魚だったの?」と、今回のニュースで知る方も多いのではないでしょうか?今回はキタマクラという猛毒のふぐの特徴と、カワハギと似ている点があるのでその違いについてご紹介します。

この記事では、

  • キタマクラという猛毒のふぐの特徴
  • カワハギとの比較
  • キタマクラの名前の由来
  • キタマクラは観賞用として飼えるのか?

について解説しています。





キタマクラ(猛毒のふぐ)の特徴は?

名前 キタマクラ
何科 フグ科
海域 日本南部やインド洋・西太平洋、ハワイ近海などの広い海域
水深 100m未満、特に30m未満の浅場に棲息する
体長 10〜15cm
食べ物 雑食(主に藻類、棘皮動物、軟体動物を捕食)

<特徴>

  • 2つの暗い線がエラの切れ込みの前で合わさっている
  • 腹の部分に小さな黒い斑点がある
  • 暗い縞模様の尾ヒレ
  • 尾ヒレの基部に暗い斑点がある

オスの繁殖期には、

  • 雄の腹部が青くなる

青色になっていると、いかにも毒がありそう!と思ってしまいます。




キタマクラ(猛毒のふぐ)の動画

小さくて、泳ぎ方も可愛いですね♪

キタマクラ(猛毒のふぐ)とカワハギとの違い

キタマクラ カワハギ
皮膚 ぬるぬる ザラザラ
体の形 体高が低い 体高が高い

こうして比較してみると、違いがあるのが分かりますね。

しかし、釣りをしている時は常に比較できるとは限りません!

きちんと違いを把握しておくことが重要ですね!




キタマクラ(猛毒のふぐ)名前の由来

食べた者を死なせるほどの猛毒を持つ為、”死者を安置する時の北枕”に由来している、と言われています。

毒がある箇所は

  • 内臓
  • 肝臓
  • 皮膚を覆う粘液

にあり、筋肉や卵巣は無毒と言われています。

皮膚を覆う粘液自体に猛毒があるので、素手で触ること自体も危険とされています。

特に、内臓にはフグ毒界隈で有名な【テトロドトキシン】が含まれています。

<テトロドトキシンの特徴>

  • 神経毒で、手足のしびれ、濃度によっては呼吸器系のマヒや全身マヒが起きる。
  • 300℃以上に加熱しても分解されない。
  • 人間が口から摂取すると約2-3mgで致死量となる。※青酸カリの850倍!
  • 特効薬が無い⇒体内に侵入してしまうと、胃洗浄や下剤などで強制的に体の外に排出する以外の方法が無い

とても怖い魚ですね!



キタマクラ(猛毒のふぐ)観賞用として飼えるの?

とても可愛らしい見た目と体長は大きくなっても20cmまでなので、観賞用として飼う分には問題ありません◎



まとめ

今回は、

  • キタマクラという猛毒のふぐの特徴
  • カワハギとの比較
  • キタマクラの名前の由来
  • キタマクラは観賞用として飼えるのか?

についてご紹介しました。

素手で釣りをして魚を触る方が多いと思いますが、直接素手で触ったあとに、その手で鼻や口、目や傷口などに触ると、そこから体内に毒が侵入してしまいます。

ちょっと触っただけ、と油断せずに手袋などを使用して注意しながら釣りを楽しめるといいですね。