秋になるとお月見の季節がやってきます。
十五夜と聞いて、いつ月見をするのかパッと思い浮かびますか?
実は、お月見の日付って毎年違うんです!
なぜなら、お月見は旧暦の8月15日と決まっているため、現代の西暦だと毎年ズレていくからです。
そこで今回は、お月見【15夜】2022年の日付けと、中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)以外の月見についてお伝えします。
お月見【15夜】2022年はいつ?

2022年のお月見【15夜】は、2022年9月10日(土)です!
今年は土曜日なので、ゆっくり月見が楽しめそうですね。
なぜ「お月見」を「15夜」と言うのかご存じですか?
それは、旧暦の秋が7月8月9月までの3か月間なんですが、その丁度真ん中が8月15日なんです。
そのことから「中秋の名月」と言われているんです。
ちなみに15日の夜だから、15夜と呼ばれるようになったんですよ!
物事は意外とシンプルなんだなって思います。
丁度月の角度が変わり、見やすい高さになっていることと、秋の収穫に感謝をする意味も込めて月見をするようになったんですね。
丁度この時期は空気が澄んでいて、月がキレイに見える日が多いんです。
お月見自体は中国から伝わってきたもので、当初貴族が行う行事だったんだとか。
それが庶民の間に広まり、秋の収穫を祝うイベントとして定着していきました。
そんな中秋の名月ですが、実は他にも月見する日があったんです!
中秋の名月以外の月見って何?
先程お月見は旧暦の8月15日だとお伝えしました。
しかし、他にも2つお月見に関するイベントが存在するんです!
- 十三夜( 旧暦9月13日 )
- 十日夜( 旧暦10月10日 )
それでは順番に解説しますね。
十三夜とは?
十三夜とは旧暦9月13日のことで、2022年は10月8日(土)になります。
旧暦8月15日の後に巡ってきます。
実は十三夜は十五夜と同じく月がキレイな頃なんです。
ですから十五夜と十三夜はセットで楽しむものとして、世に定着していました。
片方しかお月見しないと「片月見」と言われ縁起が悪いのです。
月見だんごは13個か3個お供えします。
栗やすすきなどのお供え物は十五夜と同じですね。
十日夜(とおかんや)とは?
十日夜とは旧暦10月10日のことで、2022年は11月3日(水)になります。
十日夜は、稲刈りを終えて田んぼの神様を見送る行事です。
ですので、お月見というより収穫祭の意味合いが強いですね。
中には11月10日に行う地域もあるようです。
かかしと一緒にお月見する「かかしあげ」をする地域もあります。
十三夜と十五夜は団子やススキをお供えしますが、十日夜は違います。
刈り上げ祝い( 収穫祝い )ですので、稲の収穫に感謝し、お餅やぼたもちなどをお供えするんです。
十日夜は、米どころの東北地方を中心に行われていますが、その他の地域でも名前が違いますが同じ意味合いのイベントが行われています。
- 西日本:玄の子祭り
- 長野県:藁鉄砲(わらてっぽう)
どのイベントも、収穫に感謝するお祭りとなっています。
十日夜に関してはお月見イベントではありません。
しかし、実際は月を見ながらお祝いする地域が多いです。
まとめ
まとめると、
- お月見【15夜】2022年は、2022年9月10日(土)
- 中秋の名月以外に2つのイベントが存在する
①十三夜
②十日夜 - 十三夜とは旧暦9月13日のことで、2022年は10月8日(土)になります
- 十日夜とは旧暦10月10日のことで、2022年は11月3日(水)になります
- 十三夜と十五夜は、お団子とススキをお供えする
- 十日夜はお餅やぼたもちをお供えする
- 十日夜は月見イベントではないが、実際は月見しながら祝う所が多い
2022年9月10日(土)が月見ですので、ススキやお団子を準備して楽しみましょう!
また、10月8日(土)は十三夜、11月3日(水)は十日夜もありますので、その日も月見を楽しんでみてはいかがでしょうか。