毎年7億円もの負債を抱えていた三重県・国民健康保険志摩市民病院を、黒字へと救った医師、江角悠太(えすみゆうた)さんって一体どんな人なのか気になりますよね。
しかも自分が入職した病院で、院長などの医師が次々と辞めてしまい、大卒後7年目の若手医師、江角悠太さんがひとり残され、病院を立て直したんです。
そんな江角悠太さんは、どこの高校や大学を出たのか、興味がありますね。
さらに、志摩市民病院の医師として、患者さんや市民の人たちからの評判なども一緒に調べてみましょう。
江角悠太のwikiプロフィール
まずは江角悠太さんのプロフィールです。
本名 江角 悠太(えすみ ゆうた)
年齢 40歳(2022年現在)
出身 東京都練馬区
勤務先 志摩市民病院
趣味 サーフィン
ピースボートの船医だった経歴があるんです。
航海中の船にのって、乗組員や船客の傷や病の治療をしたり、健康診断などを行ったりするそうですが、世界を旅しているので、英語も堪能なんでしょうね!
そして現在の勤務先である志摩市民病院は、毎年7億円という多額の負債をかかえる「負債病院」という名前がついていたそうです。
江角悠太さんが入職した後、院長や副院長など、医師3人が辞めてしまい、たったひとり残されてしまったそうです。
そこから病院を立て直そうと奮闘するわけですが、学生時代はどんな生徒だったのでしょうか?
江角悠太の経歴や高校大学は?
2003年 三重大学卒業
2009年 三重大学医学部卒業
2009年 沖縄県中部徳洲会病院の初期研修で、医師としての基礎を身につける
2014年12月 三重県志摩市民病院に入職
2015年12月 三重県志摩市民病院の院長、副院長など一斉退職してしまい、若手の江角悠太さんだけ残される(この時34歳)
2016年4月 三重県志摩市民病院 院長に就任
まず江角悠太さんは、東京都杉並区にある都立西高等学校を卒業されていることが分かりました。
通称、にしこうは公立高校で偏差値は74という高さで、東京大学合格者の上位を維持している進学校です。
小学生から学童代わりに通っていた塾のおかげで、勉強は相当できたようです。
両親ともに医師で共働きなので、弟の面倒をみていましたが、そんな生活に不満を持っていたそうです。
友達と喧嘩したり、親が学校に呼び出されることもしばしば。高校生活はヤル気がないという生徒だったようです。
高校2年のとき、とにかくヤル気がなかったのですが、医師になると志してからは気持ちを入れ替え、医学部進学のために高校の先生へ頼み込み、中学3年生レベルから勉強をやり直したそうです。
その甲斐あって2浪の末、大学へ進学している姿は素敵ですよね。
高校卒業後、三重県津市にある、国公立の三重大学へ進学されました。医学部の偏差値は67です。
江角悠太さんは、大学受験で足を踏み入れるまでは、三重県てどこにあるかも、どんなところかも知らなかったそうですよ!
さらに江角悠太さんが日本のへき地、田舎での医療を志すきっかけとなったのは、東北大震災でボランティアの経験があったからだそうです。
福島県いわき市の、原発30km圏内で医療仲間と医療支援を行ったそうです。
ライフラインが止まり、支援物資は届かなく、医療なんて皆無の地域に300名も取り残されていたといいます。
江角悠太さんたちは、在宅で動けず、避難も出来ない家庭を1世帯ずつ訪問して生の声を見聞きしているうちに、これからの日本の田舎地域もこうなっていくんだろうなとシンクロしたそうです。
2014年12月に、志摩市民病院へくるきっかけはもうひとつ。
医局が医師を派遣する「医局派遣」で入職することになりました。
東京出身でしたが、大学でお世話になった三重県へ恩返しするために、医師不足だったこの地に骨をうずめる覚悟だったといいます。
さまざまなきっかけが重なり、派遣から2年後には、志摩市民病院の新院長になり、新しい挑戦を始めていかれます。
それは「すべての市民に健康を!」をモットーに、「どんな患者も絶対に断らない」という一見むずかしいのでは?というアイデアを実行したのです。
すると、年間で7億円の赤字だったのを、毎年1億円ずつ減らし、2020年には赤字額がほぼゼロにまで経営を立て直し、たった4年で見事V字回復をさせることに成功されています。
そもそもなんで赤字だったのか気になったので調べてみました。
志摩市民病院は、救急要請があったときも「専門外だ」と言って断ってばかりいたそうです。
そうなると必然と収入も入ってきませんよね。さらにはその地域の住民からも信頼されないようになっていきます。
江角悠太さんが院長になってからは「絶対に断らない」を掲げ、全て自分に回してもらったそうです。
これをやり続けた結果、職員のやる気にもつながり、信頼を取り戻していったそうです。
ここまでで既に江角悠太さんはすごい人だとわかりますが、病院の職員や患者さんからの評判はやっぱりいいんでしょうか?
志摩に恋をした志摩市民病院医師の評判は?職員や患者の口コミ
ここまで経営も安定し、信頼を得る事に力を注いでこられていますので、志摩市民病院の院長としての皆さんの口コミを調べてみました。
【患者からの良い口コミ】
診療科:内科
複数の親戚がお世話になっており、年に数回は訪れます。スタッフも優しく頑張っておられると感じます。地域に密着した病院ですので、高度な医療や待遇を求められる方は最初から赤十字病院や都会の私立病院へ行かれるべきかと思います。地域には必要な病院ですので、これからも頑張っていただきたいです。
引用元:病院口コミ検索
転倒骨折しまい、電話で相談させて頂いたところ、対応してくださることになり、時間外対応していただきました。
手術が必要であったため、大きな病院へご紹介して頂け、スムーズに受診できました。
引用元:EPARK
【看護師からの口コミ】
実習でお世話になりました。新しい院長に変わってから改革されてるらしく、医師や看護師を目指す実習生にも力を入れていました。
引用元:ナスコミ
退職済み看護師
地域包括ケアシステムの中核を担う病院ということもあり、ほかの訪問看護ステーションや居宅介護事業所、施設との関係性をしっかりと構築しています。
引用元:medico
【悪い口コミ】
診療科:内科
蜂窩織炎で志摩病院を紹介されましたがどうも様子がおかしいので無理やり退院後、いつものドクターに見せたら、こんな数値で志摩病院なんて大袈裟過ぎるわ!と仰っていました。診察してくれたのは研修医。院長はやり手らしいですが。
引用元:病院口コミ検索
立て直しの頃から、研修医や仲間たちに声をかけ、一緒に頑張ってこられたそうですので、患者さんがたくさん来ている現在は、一人で診るには限界がありそうですよね。こちらは2021年以前の投稿ですし、現在は改善されているといいですね。
【看護師からの口コミ】
どこの病院でも同じことが言えますが、特に看護職の人手が足りていません。ママさん世代が多いため、時短勤務を希望する方が多く、夜勤のできる人は貴重です。
引用元:medico
ホームぺージにもありますが、医師、看護師など常に足りていない状況で、募集をしています。こういった病院が全国にあるでしょうから、ひとりでも多くの医療関係者が集まるといいですよね。
目の前の患者さんを大切にし幸せに導くために、美しい志摩を後世に残していくために、「志摩に恋をした」という江角悠太さん。
そんなことを言う医師って、正直聞いたこともないですね。なんて素敵な医師何だろうと思います。
他県ですが何かの時には是非見てもらいたいと思いますよね。
江角悠太の経歴や高校大学は?志摩に恋をした志摩市民病院医師の評判は?まとめ
高校:都立西高等学校
大学:三重大学 医学部
院長の評判:「どんな患者も断らない」を掲げているだけに、かならず診てもらえて、満足度は高い。評判が良い反面、院長以外の研修医などが対応する場合、改善が必要な場合もある。