長崎の仏舎利塔は大村にある?場所歴史アクセス案内詳報付き

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長崎県大村市日岳山(ひがくさん)の麓に、白く輝く巨大な仏舎利塔がそびえています。これは大村平和仏舎利塔とも呼ばれ、日本山妙法寺の境内に建立された仏塔です。
長崎空港や大村市街を一望できるパノラマビューやライトアップも人気で、観光スポットとして知られています。この記事では仏舎利塔の場所や歴史、アクセス情報を最新情報も交えて詳しくご紹介します。

長崎県大村市にある仏舎利塔とは?

「長崎の仏舎利塔」という言葉を聞くと長崎市を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実際には大村市西部の日岳山麓に建っています。この仏舎利塔は釈迦の舎利(遺骨)を納めた仏塔で、世界平和を祈念して建立されました。正面は真っ白なドーム状で、その壮大な外観が郊外の山林に映えます。春から秋は緑に包まれ、冬は空が澄み渡る中で塔が一層映え、訪れる人々を魅了しています。

仏舎利塔は日本山妙法寺という日蓮宗系の寺院に属しており、正式名称は「大村平和仏舎利塔」です。高さ約〇〇メートル(※実測値は未公開)ともいわれる塔は、遠くから見ると大村市街からも白く目立つランドマークとなっています。周囲には公園化された広場も整備されており、参道を上ると展望スペースと塔の手前にベンチや自動販売機が置かれていて、休憩しながら景色を楽しめるようになっています。

仏舎利塔の概要

仏舎利塔(ぶっしゃりとう)とは、仏教寺院で釈迦(お釈迦様)の遺骨や遺灰(=舎利)を祀る塔のことです。この大村仏舎利塔もその一つで、建立当初から世界平和を願う意味を込めて「平和仏舎利塔」と名付けられました。大村市のほかにも各地に同様の平和塔が建てられていますが、ここは日本山妙法寺が手がけたものとして知られています。
大村仏舎利塔は純白のドーム型の塔身を持ち、上部には釈迦三尊像などを安置する空間があるとされます。塔の土台部分は広い円形の基壇になっており、その床は緑色のタイルで縁取られているため、下から見上げると緑と白のコントラストが非常に美しく見えます。また、塔の周囲には広場が整備され、そこから大村市街地や奈良尾の山々を見渡せる展望台になっています。

築造当初から地域の歩行者道として整備されており、平素は自由に拝観できます。入り口等に拝観料や拝観時間の制限はなく、地元の散策コースにも組み込まれることがあります。最新情報では塔は常時開放されており、24時間いつでも参拝や見学が可能ですが、夜間は安全のためライトアップが21時頃に消灯するようになっています。

日岳山のロケーション

大村仏舎利塔は大村市西部町に位置し、標高約100メートルほどの日岳山(ひがくさん)の麓にあります。日岳山は大村湾に面した小高い丘陵で、眼下に大村市街や長崎空港、対岸の山並みを広く望む好立地です。県道37号(日岳公園線)沿いに「日岳公園・農免道路入口」などの標識があり、そこから山道を上ると塔のある広場へ到達します。アクセス道路は狭い区間もありますが、入口には案内看板もあるため初めてでも比較的わかりやすいでしょう。
塔の広場からは四方に素晴らしい眺望が広がり、特に西側の諫早・長崎空港方面、東側の多良見方面、南側の大村市街方面のパノラマが印象的です。天気が良ければ雲仙普賢岳や多良岳など遠方の山々も望め、展望デッキとしても有名なポイントです。また、展望エリアにはベンチが複数置かれており、休憩しながらゆったりと景色を楽しむことができます。自動販売機も設置されているため、水分補給にも困りません。夕方から夜にかけては空港への着陸機が頭上を通過する姿が見られ、大村湾の夕景とあいまってロマンチックな雰囲気になります。

日本山妙法寺と平和塔

大村仏舎利塔を建立した日本山妙法寺(にほんざんみょうほうじ)は、日蓮聖人の教えを奉じる日蓮宗系の本山の一つです。日本山妙法寺は全国に支部道場を持ち、独特の大仏舎利塔(平和塔)の建立運動でも知られます。長崎県内ではここ大村のほか、壱岐(西光寺)、熊本県水俣などにも同様の仏舎利塔が存在し、いずれも地域の平和を祈念する意味が込められています。
大村仏舎利塔が建てられた背景には、昭和末期の折に「核も戦争も一切ない平和な世界を祈ろう」という運動があり、地元有志の協力もあって計画が進められました。仏舎利塔の建築資金や設計協力には寺院関係者のほか地域住民の浄財も投入され、1980年代後半に工事が始まりました。塔は完成直前に「大村平和塔」の名で呼ばれることもあり、実際に建設図面にも「大村平和塔建立事業」の文字が残されています。建立にあたっては、仏舎利塔の設計を得意とする建築家の大岡實(おおおかみのる)氏が設計を担当しました。

大村仏舎利塔の歴史と由来

建設の経緯と背景

大村仏舎利塔の建立は昭和54年(1979年)頃から計画が始まり、地元寺院と有志が協力して資金を募ったことに端を発します。当初は大村市と周辺地域の信徒たちで「平和仏舎利塔建立奉賛会」が結成され、長崎県における平和運動の一環として位置付けられました。長崎(原爆・浦上)や広島の被爆、そして世界の戦争を経験した者たちが、ふたたび宇宙戦争や核戦争が起こらないよう祈念する塔として構想されました。こうして、約5年の歳月をかけて塔の設計・建設が行われ、昭和62年(1987年)に工事は完了を迎えました。

完成と落慶法要

大村仏舎利塔は昭和62年秋に竣工し、続いて平成元年(1989年)9月17日に落慶法要が営まれました。この落慶式典には地区住民や信徒、関係者が集結し、法要が厳かに行われました。塔の落慶と同時に、仏舎利の設置や釈迦仏像の安置も行われ、晴れて大村市の象徴的建造物として完成しました。また落成以降、毎年9月17日には「平和祈念法要」が同時に執り行われ、多くの参拝者が訪れて平和への祈りを新たにしています。

設計者と建築特徴

仏舎利塔の設計を手掛けた建築家・大岡實氏は多くの寺院建築を手がけており、大村の塔についてはインドのスワット渓谷で発掘された古代ストゥーパ(仏塔)をデザインの参考にしたと言われています。そのため塔の白いドームは釈迦の遺骨を包むガンダーラ仏教様式を彷彿とさせ、上部に向けてすとんと伸びる円筒状のフォルムは独特の優美さを持っています。構造は鉄筋コンクリート造で耐久性に優れ、重量感がありながらも周囲の自然に溶け込んでいます。塔の内部には展望フロア(展望台)が設けられており、外側の大階段を上ると直接この展望室にアクセスできます。展望台からは360度の眺望が得られるよう計画されており、周囲の山並みや市街地が一望できるようになっています。

仏舎利塔の建築デザインと見どころ

ストゥーパをモチーフにした外観

大村仏舎利塔の最大の特徴は、純白のドーム状の外観です。仏舎利塔の上部は小ストゥーパ(仏塔)を模した形状で、りんごのような丸いドームが水平に2段重なるデザインです。このドームには釈迦の仏舎利を納める厨子(ずし)が設置されているとされ、塔の頂には小さな飾りが立っています。塔の腰の部分は三重の環状のスリッパ形断面(三段の広い階段状)になっていて、基壇とドームをつなぎ安定感を演出。基壇の床には緑色のタイルが敷かれており、遠くから見ると塔台が緑に縁取られているように見えます。全体にコンパクトながらも堂々とした風格があり、周囲の森林や空の青と白が対比して美しく映えます。

  • 純白ドーム:釈迦の舎利を祀る神聖さを象徴し、周囲の緑とコントラストを成しています。
  • 三重構造の塔台:広い基壇部分と階段状の裾野が安定感を生み、展望フロアへ続くデザインです。
  • 展望構造:塔内に展望フロアが設けられ、外階段と屋上から広大な景色を360度で楽しめます。

周囲の自然を活かした美しい佇まいと、釈迦の遺骨をイメージした仏教的モチーフを融合させたデザインは、建築としても見応えがあります。塔の足元には寺院の境内への参道が延び、礼を尽くして階段や踊り場が整備されています。春は若葉、秋は彩る紅葉に囲まれ、四季折々の風情が塔の白さを引き立てます。

展望台からの眺望

仏舎利塔の展望台(屋上)は周囲の景色を一望できる絶好のポイントです。北側には大村市街地の景観が広がり、大村駅方面、箕島大橋から空港連絡橋にかけての街並みが見渡せます。西側は長崎空港の滑走路とその先に広がる大村湾が開け、飛行機が頭上を通過する様子を至近距離で観察できるのも特徴です。東から南にかけては多良岳やハウステンボス周辺の山並みが連なり、天気が良ければ雲仙普賢岳や金立山まで見渡せます。塔の展望スペースにはベンチが複数設置されており、自動販売機もあるため、ゆったりとくつろぎながら眺望を楽しむことができます。とくに雲ひとつない晴天時には180度以上のパノラマビューが広がり、カメラを構える撮影スポットとしても人気です。

ライトアップと夜景

大村仏舎利塔は日没後にライトアップされ、夜景スポットとしても魅力的です。塔本体にはライトが設置されていて毎夕 点灯し、白いドームを幻想的に浮かび上がらせます。大村市街や諫早方面のネオンと対照的に、塔の光が山間の闇に映え、幻想的な雰囲気になります。塔のある広場自体も安全な広さがあり、人が少なくても比較的安心して夜景見物ができます。夜景を楽しむポイントとしては展望台はもちろんですが、やや下った駐車場付近から塔と市街地の両方を写真に収めるのもおすすめです。照明は基本的に午後9時まで点灯しますので、夕暮れから20時台までが最も見頃です。

大村仏舎利塔へのアクセス・行き方

車でのアクセスと駐車場

大村仏舎利塔へは車でのアクセスが便利です。長崎市方面からは長崎自動車道・大村ICを降りて国道34号を南下し、大村市街方面へ向かいます。JR大村駅方面からは国道34号を西進した後、県道37号(日岳公園線)に入ります。県道37号を「日岳公園・農免道路」の案内板に沿って左折し農免道路に入ると、道沿いに「妙法寺平和仏舎利塔」の小さな看板が見えます。そこから約1kmほど上ると大村仏舎利塔の駐車場・入口に到着します。

  • JR大村駅から車で約10分。駅前から県道37号を西に直進し、農免道路の看板で山道へ。
  • 駐車場は無料で利用でき、5〜6台分ほどのスペースがあります。混雑時は付近に路上駐車スペースもありますが、周囲の迷惑にならないよう注意してください。
  • 山道の一部は狭い箇所があるため、対向車に注意して徐行運転しましょう。

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関で大村仏舎利塔へ行く場合はやや不便です。最寄り駅のJR大村駅からタクシーを利用するのが一般的で、片道10分ほど(約1,500円程度)で到着します。西肥バス(長崎方面からの高速バスも含む)は大村駅前を経由しますが、仏舎利塔付近までの路線バス便はありません。そのためバスでお越しの方は大村駅で下車後、タクシーかレンタカーを利用するのが現実的です。また、周辺にはあまり飲食店や商業施設がないため、食事や買い物は駅周辺で済ませてから訪れることをおすすめします。

拝観情報(開館時間・拝観料)

大村仏舎利塔は日本山妙法寺の管理下にありますが、敷地は常時開放されていて無料で参拝・見学できます。特に拝観時間の制限は設けられておらず、昼夜とも自由に出入り可能です。ただし山中なので足元が悪い夜間の参詣には十分注意してください。照明は日没後から21時頃まで点灯し、夜景やライトアップを楽しめます。トイレや売店などは塔の敷地内にはありませんので、必要に応じて大村駅周辺で済ませておきましょう。夏場は蚊などが発生しやすいため虫よけ対策、冬場は防寒対策をして訪れると快適です。

まとめ

長崎県大村市にある大村仏舎利塔(大村平和仏舎利塔)は、正式には長崎市ではなく大村市西部の日岳山麓に位置する仏舎利塔です。真っ白なドーム型の塔が周囲の緑に映え、展望台からは大村市街地や長崎空港方面を見渡せる絶景が広がります。建立は1980年代に行われ、日本山妙法寺による平和祈念の意味が込められています。参拝は無料で24時間可能、駐車場やベンチも整備されているため、ドライブがてら気軽に訪れることができます。夏の夕暮れや夜景目当て、秋の紅葉、冬の澄んだ空気の中の遠望など、季節や時間帯によって表情を変えるスポットです。最新情報ではライトアップは夜9時まで行われることになっており、安全に配慮しながら幻想的な眺めを楽しめます。長崎観光のプランに大村仏舎利塔を組み込めば、自然と歴史が融合した貴重な体験ができることでしょう。

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